ドナウベンドの首都であるエステルゴムは、その歴史からハンガリーにある都市の中で神聖な土地としての性質が際立っています。ドナウ川とピリシュ山脈の間に挟まれた人口3万人の都市はブダペストから車、または電車でわずか1時間の距離にあり、スロバキアのシュテゥロボ市の向かいにあります。 その豊かな歴史と自然の恵みにより、毎年多くの観光客が訪れます。
エステルゴムはハンガリー国家と宗教の歴史の発祥地であり、ドナウベンド地域の首都です。 この地を訪れる観光客は、ハンガリーの歴史的な時代を垣間見ることができ、街のモダンな観光施設では休息とリラックスのひと時を味わえます。
エステルゴム周辺には先史時代から人が住んでいたことが考古学的に発見されています。ケルト人、ローマ人、アヴァール人が王宮の丘とその周辺を住居として選びました。 クワッドと戦った哲学者の皇帝マルクス・アウレリウスは、エステルゴムの向かいにあるドナウ川に流れ込むガラム川沿いで著作の自省録の一部を書きました。
Strigonium社はエステルゴム市が100%所有する会社として、市の経済において重要な企業です。
過去30年にわたって、エステルゴムはこれまでにない強力な工業化を遂げました。 かつてはドログ市とニェルゲシュウーイファル市の周辺が産業の地域的中心でしたが、今日では明らかにエステルゴムが経済的中心になっています。
人口28,000人のエステルゴム市は、ハンガリーの都市サイズによるランキングでは39位です。 エステルゴム郡には計24の市町村があり、9万1千人以上の住民が居住しています。またエステルゴム郡はコマーロムエステルゴム県で最も人口が多く全国レベルでは19位、人口が集約する都市部とその郊外を抱える上位18郡に続いています。
エステルゴム市に現在ある市運営の基礎は1990年9月30日と10月14日に行われた自地方治体選挙の後に作られました。